神棚
完全ガイド
種類・選び方・設置場所から、お神札の納め方、神具とお供え、毎日のお参り、掃除、交換、引越し、処分方法まで詳しく解説します。
01 / BASICS
神棚とは
神さまへの
感謝を伝える場所。
神棚は、神社で授かったお神札を清浄な場所にお祀りし、日々の感謝や願いを伝える家庭の祭祀空間です。
厳密には、お神札を納める社殿型の入れ物を「宮形」、それを置く棚を「神棚」といいます。現在は設備全体を神棚と呼ぶことも一般的です。
豪華さや形式より、清浄な場所で無理なく手を合わせ続けることが大切です。宮形を置けない場合は、お神札立てでも丁寧にお祀りできます。
02 / TYPES
神棚の主な種類
一社造り
扉が1つ。コンパクトで、住宅や事務所の限られた場所にも設置しやすい形式です。
- お神札
- 手前から神宮大麻→氏神神社→崇敬神社。
- 特徴
- 省スペース。
三社造り
扉が3つ。通し屋根・屋根違いなどがあり、複数のお神札を分けて納められます。
- お神札
- 中央=神宮大麻、右=氏神神社、左=崇敬神社。
- 特徴
- 整然と祀れる。
箱宮
宮形と神具を箱型の枠内にまとめる形式。ガラス戸付きや壁掛け型もあります。
- 長所
- ほこりが入りにくい。
- 確認
- 扉と神具の奥行き。
モダン神棚
洋室やマンションに調和する簡潔なデザイン。祀り方の基本は伝統型と同じです。
- 種類
- 壁掛け・置き型・棚板一体型。
- 特徴
- 住空間になじむ。
お神札立て
宮形を設けず、お神札を丁寧に立てる形式。卓上型や壁掛け型があります。
- 長所
- 小さな空間でも始めやすい。
- 注意
- 転倒と汚れを防ぐ。
外宮・邸内社
住宅・会社・工場などの敷地に設ける屋外用の社。基礎と耐候性が必要です。
- 用途
- 屋敷神・氏神さまなど。
- 設置
- 神職や専門家へ相談。
03 / CHOICE
失敗しない選び方
-
01
お神札を測る
高さ・幅・厚さを測り、宮形の内寸と入口に納まるか確認します。
-
02
出し入れ方法
前扉、背面、屋根、底板など、交換時の開閉方法を確認します。
-
03
設置場所を採寸
幅・奥行き・天井高に加え、扉、神具、お供えの空間も確保します。
-
04
設置方式
棚板式・壁掛け・置き型から選び、賃貸では管理規約も確認します。
-
05
安全性
壁の下地、耐荷重、固定金具、神具の落下・転倒防止を確認します。
-
06
材質と手入れ
桧などの材質、金具、造り、ほこりの入りにくさを比較します。
外寸だけでなく、神具を置く手前の奥行きと、お神札を交換する作業空間も必要です。
04 / PLACE
設置場所と向き
一般には、お神札の正面が
南または東を向くように設置
- 清浄で明るく、毎日お参りしやすい場所
- 一般には目線より高い位置
- 湿気・直射日光・火気・強い空調を避ける
- 振動が多い場所や出入口の真上を避ける
- 棚板・宮形・神具を安全に固定する
- 方角だけにこだわらず、敬意と清潔さを優先する
01
清浄さ
水回りや油煙の多い場所を避けます。
02
お参りしやすさ
家族が日々手を合わせられる場所を選びます。
03
安全性
地震・落下・火災への対策を優先します。
天井の「雲」は必要ですか?
上階を人が歩く場合、「雲」「天」を掲げる習慣がありますが、全国共通の必須作法ではありません。地域の神社へ確認してください。
05 / OFUDA
お神札の納め方
手前から順に重ねる
宮形の横に丁寧に並べます。お神札を折る、切る、画びょうで刺すことは避けます。
06 / OFFERINGS
神具とお供え
米・塩・水を基本とし、可能であれば酒、季節の初物やいただき物もお供えします。中心である正中を尊びます。
しめ縄は神聖な場所を示します。形には地域差があります。水や榊の水はこまめに替え、食べ物は傷む前に下げ、お下がりとしていただけます。
07 / WORSHIP
毎日のお参り
-
01
身を整える
手や口を清め、神前に向かいます。
-
02
お供え
水、米、塩、榊などを整えます。
-
03
二拝二拍手一拝
深い礼2回、拍手2回、深い礼1回。
-
04
感謝
日々の感謝と願いを心を込めて伝えます。
08 / CARE
掃除と交換
DAILY
日常
柔らかい布や刷毛でほこりを払います。
CLEANING
丁寧な掃除
手を清め、お神札を移してから白木を乾拭きします。洗剤や水拭きは避けます。
YEAR END
年末
神棚を掃除し、新しいお神札で新年を迎えるのが一般的です。
お神札は毎年新しくするのが一般的です。神棚本体は毎年交換する必要はなく、破損・著しい汚れ・新築や人生の節目に新調を検討します。
09 / MOVE
引越し・新調
-
01
神前へ報告
感謝と、移動・新調する旨を伝えます。
-
02
お神札を包む
手を清め、清潔な白い紙や布で丁寧に包みます。
-
03
神具を梱包
陶器・鏡・金具を個別に保護し、宮形の扉を固定します。
-
04
新居で祀る
設置と固定を確認し、お神札と神具を戻してお参りします。
新設・移設・新調の際、神職へお祓いや神棚祭を依頼する方法もあります。氏神神社へ相談してください。
10 / DISPOSAL
神棚の処分方法
お神札と神棚本体を
分けて考えます。
-
01
感謝を伝える
お守りいただいた感謝と、神棚を下げる旨を伝えます。
-
02
お神札を取り出す
清潔な紙で包み、神具や棚板と分けます。
-
03
お神札を神社へ
原則として受けた神社の古神札納所へ。遠方なら近くの神社へ事前確認します。
-
04
本体は神社へ相談
お祓い・お焚き上げ・処分祭の受付、初穂料、持込・郵送の可否を確認します。
-
05
部材を分別
棚板・ガラス・陶器・金属などは神社の指示と自治体ルールに従います。
受付品や方法は神社ごとに異なります。連絡せず境内へ置くことや、家庭で勝手に燃やすことは避けてください。受入不可の場合は、必要に応じてお祓い後、自治体の分別・粗大ごみルールに従います。
FAQ
よくある質問
お神札立てなどを使い、清潔で目線より高い場所へ丁寧にお祀りできます。
無理なく続けることを基本に、水や榊の水はこまめに替え、食べ物は傷む前に下げます。
一緒にお祀りできます。三社造りではその他のお神札を崇敬神社のお神札の後ろへ重ねます。
基本は同じです。清浄で明るく、従業員がお参りしやすい場所を選びます。
受けた神社へ返すのが基本です。難しい場合は近くの神社へ事前確認してください。
FINAL CHECK
迷ったときの結論
- 01清潔に保つ
- 02毎日手を合わせやすく
- 03無理なく続ける
- 04地域の習慣を尊重
- 05氏神神社へ相談

卒塔婆(50本入)
卒塔婆(1本入)
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