【新着情報】ECO卒塔婆の販売を開始しました。

「卒塔婆屋さん」ではECO卒塔婆の販売を開始しました。ECO卒塔婆って何?何でECO卒塔婆なの?メリットは?などECO卒塔婆について解説します。
目次
ECO卒塔婆とは
ECO卒塔婆とは、芯材に端材やグレードの低い木材を使用し、表面に綺麗な目の揃った板を薄くスライスしたものを張り合わせた「突板」と呼ばれる材料で製造した卒塔婆になります。

ECO卒塔婆を販売するにいたった経緯
木材が値上がりするということは、私たちが販売している卒塔婆も価格に転嫁せざるを得ない状況となり、この2~3年でものによっては、依然と比較し2倍もの価格となってしまいました。
世界情勢の影響を受けて、木材価格は近年、異常な上昇を続けています。また、木材が需要に対して供給が追い付かないことも価格上昇の原因となっています。
値上がりに対し、通常卒塔婆の材料として使用されるモミやスプルースに代わる、比較的安価な材料で卒塔婆を製造してみましたが、卒塔婆に求められる目の細かさ、白さといった点において、なかなかお客様が求められている品質基準を満たすことは出来ませんでした。
そこで、材料不足や価格高騰にも対応でき、かつ、品質的にも現状の無垢材に引けを取らない、突板で卒塔婆を作ることにしました。
突板であれば、今まで無垢板の卒塔婆1本を作る材料で7本分取ることができます。芯材に使う端材や無垢材には不向きな木材は今まで大量廃棄やチップにしていたので、無駄も相当減らすことができます。
まだ、試用段階であり製造量も少ないので、突板を製造単価が高く、通常の無垢材と比較しても安価というわけではありません。しかし、今後普及し、スタンダートとなればコストも下がり、無垢材が高騰し続けても、大幅に価格上昇を抑えることができ、かつ森林保護という観点からも、新しい時代の卒塔婆となると思います。
ECO塔婆のメリット
材料不足にも対応が出来ます。
前章でも話したとおり、1本の丸太から今までの7倍の卒塔婆が製造できます。すべてECO卒塔婆に置き換われば、1年分の使用量が7年分になるわけで、植林と伐採の猶予期間も大幅に伸びるので、森林を減らすことなく循環させることも可能となります。
書き心地は今まで通り
表面には今まで通り、無垢の一枚板を使用するので、筆が引っかかるということは一切なく、滑るように書くことが出来ます。
変形に強い
無垢板だと、どうしても湿気や気温などにより反りや曲がりが出てきてしまいます。ECO卒塔婆であれば、芯材の裏表を交互にすることで反りや曲がりの方向をお互いに打ち消すので、反りや曲がりが無垢材と比較し、非常に出にくくなっています。
檀家さんにもPRできる
ECO卒塔婆をご利用の際は檀家さんへも積極的にECO卒塔婆であることをPRすることで、SDGsへの取り組みとなり、ご寺院様への好感度が上がります。
ECO卒塔婆のデメリット
ECO卒塔婆のデメリットは、現状生産量が少ないため、材料代は抑えても、製造コストが無垢材よりも高く、トータルすると無垢材と価格が変わらない点があります。しかし、将来的に製造量が増えることで製造単価を抑え、原材料価格高騰の影響も少なくて済むので、無垢材よりも安価となることは明白です。
まとめ
ECO卒塔婆について解説してきました。いくら頭で理解しても、なかなか、無垢材から切り替えることは難しいと思います。
「卒塔婆屋さん」では、ECO卒塔婆を1本から販売しております。通常の卒塔婆をご購入の際に、お試しに1本追加購入していただければ、きっとECO卒塔婆の良さを実感していただけると思います。
まだ、価格面、品ぞろえ面で限定的ではありますが、今後商品ラインナップを増やし、価格も抑えていこうと考えております。
この記事を書いた人
Daisuke Yaji
「卒塔婆屋さん」代表
プロフィール
1999年3月 筑波大学第一学群自然学類数学科卒業
1999年4月 株式会社セブン&アイHD入社
2011年10月 株式会社セブン&アイHD退社
2011年11月 有限会社谷治新太郎商店入社
2012年12月 有限会社谷治新太郎商店代表取締役就任
2019年 カラーミーショップ大賞2019にて地域賞(東京都)
2020年 カラーミーショップ大賞2020にて優秀賞
義父・義母・義妹・妻・長男・長女・次女・猫3匹の大所帯
最近NVANを5年リースで手に入れたのでソロキャンプや車中泊に挑戦したい
