「卒塔婆屋さん」のありかた

MISION・VISION・VALUE

私たち日本人にとって、非常に親しみの深い「卒塔婆供養」という風習。しかし現代社会では、核家族化の進行や檀家離れ、効率主義の浸透、個人主義の台頭などにより、価値観が大きく変動しています。多様な価値観が共存する現代は魅力的である一方、時代の波に呑まれ、日本固有の伝統文化や宗教儀礼が縮小・消滅の危機に瀕しているのも事実です。

特に日本は、宗教への一般的な関心がそれほど高くないという背景があり、時代の変化に伴って宗教儀礼を次の世代へ継承することが難しくなっています。しかし、ご先祖様への感謝を形にする卒塔婆供養は、普遍的な価値を持つ大切な文化です。

私たちは、この貴重な伝統文化を後世へ繋ぐため、ただの製造業者ではなく、寺院の皆様の「伴走者」として歩む決意を固めました。本記事では、私たちの存在意義(ミッション)、中長期的な目標(ビジョン)、そして日々の行動指針(バリュー)をご紹介します。

この記事を読めば、以下のことが分かります。

  • 「卒塔婆屋さん」が、なぜ単なる販売にとどまらず情報発信や経営サポートを行うのか
  • 伝統的な製造方法(品質)へのこだわりと、最新IT技術を融合させた柔軟な対応力
  • 全国シェア60%以上の生産地「日の出町」への感謝と、具体的な地域貢献への取り組み

この記事を通じて、私たちが寺社仏閣の皆様にとって「困ったときに真っ先に相談できるパートナー」を目指す理由をご理解いただけます。

1.「卒塔婆屋さん」のミッション(存在意義):日本の宗教儀礼を守り・継承するインフルエンサーとなる

私たちは、卒塔婆供養をはじめとする大切な宗教儀礼を守り、継承するためのインフルエンサーとして、積極的に情報発信に取り組んでいきます。

時代の変化に直面する寺院の皆様と同じ目線で問題に取り組み、共に悩み、考えるパートナーとなること。そして、私たちが手綱を握ることで、この重要な伝統文化が確実に後世に伝わるよう、強い使命感を持って取り組んでまいります。

2.「卒塔婆屋さん」のビジョン(中長期目標):寺社仏閣の課題解決の「伴走者」となります

私たちの活動は、卒塔婆の製造・販売だけにとどまりません。お寺が現在直面しているリアルな課題を解決するための情報発信や、それに対応する様々なサービスを提供することに注力しています。

寺社仏閣で何か困ったこと、悩ましいことが生じた際、その解決策を模索する中で、真っ先に「卒塔婆屋さんに相談しよう」と顔を浮かべていただけるような存在でありたいと強く願っています。宗教的な価値を尊重しつつ、持続可能性を維持するための新たなサービスを提供し、社会に貢献してまいります。

3.「卒塔婆屋さん」のバリュー(行動指針):達成へ向けての6つの取り組み

① お客様の満足

お客様から頂くご要望やご指摘は、私たちのサービス向上のための大変重要なフィードバックです。常にお客様の立場に立ち、それぞれのご意見に真摯に耳を傾け、具体的な改善策を実行することで、期待を超える高品質なサービスを提供できるよう努めて参ります。

② 創業以来の製造方法を忠実に守る

安易な量産や効率化に流されることなく、伝統的な手法と基本に忠実な製造を行っています。一つひとつの工程に時間と手間をかけ、一本一本に心を込め、まさに「魂」を入れて製造しています。私たちの製品は、単なる商品ではなく、私たちの想いと日本の伝統を伝える存在です。

③ 痒いところに手が届くサービスを提供する

お客様が日々の業務の中で「ちょっとしたことでもあると便利」「あると助かる」と感じる些細なニーズを大切にしています。一見小さく見える改善の積み重ねこそが、お客様の大きな満足感や価値を生むと確信し、全力で対応します。

④ 時代の変化に合わせ、変化し対応する

最新のIT技術を積極的に導入し、受注からお届けまでのプロセスを迅速かつ確実に行える体制を整えています。また、市場の動向や時代のニーズに敏感であることで、常に新鮮で関心を持っていただける商品提案を怠りません。

⑤ 寺社仏閣の経営サポート

これからの時代、寺社仏閣も企業と同様に経営的視点を持つことが不可欠です。私たちは、持続可能な組織として発展していくための経営理論、具体的な手法、成功事例などを分かりやすく伝えるコンテンツを配信し、未来をともに創造するパートナーとして知見を提供し続けます。

⑥ 凡事徹底

接客や梱包など、日々の当たり前の日常業務を、迅速かつ丁寧に徹底して行うことが私たちの信条です。接客ではニーズを深く理解し、梱包では開封した瞬間に喜びを感じていただけるよう美しく安全に仕上げます。すべての瞬間において最高の体験をお届けします。

4.地域への恩返し:日本一の卒塔婆の町「日の出町」と共に歩む

東京都日の出町は、全国の市場シェア60%以上を占める日本一の卒塔婆の街です。材料調達の容易さや消費地への近さなど、この地があったからこそ、私たちは今日まで歩んでこられました。この地域から受け継いだ恵みと技術への感謝を形にすべく、私たちは以下の地域貢献活動を積極的に行っています。

地域活動・ボランティアへの積極的参加

商工会や消防団活動、地域の行事へ積極的に参加・協賛しています。代表自身も以下の要職を務め、地域社会の発展にコミットしています。

  • 日の出町商工会:副会長
  • 日の出町消防団:副団長
  • 青梅法人会日の出支部:副支部長
  • あきる野青年会議所:シニアクラブ
  • NPO法人まちづくりコンソーシアム:広報委員長
  • 日の出町小中学校連絡協議会部活動地域連携協議会:委員
  • 日の出町PTA連絡協議会みまもり110番準備委員会:委員長
  • 大久野を明るくする会:会員
  • 日の出町立大久野中学校:歴代会長

災害時の支援と地域資源の提供

令和元年の東日本台風により、弊社前の都道が200メートルにわたり崩落した際、弊社所有の車両を資機材運搬車として秋川消防署に提供し、駐車場を物資運搬車両の対策本部として開放しました。企業としての社会的役割を果たすため、有事の際は自社資源を惜しみなく地域に活用します。

地元学生や専門家の育成・研修の場として

地元の学生や中小企業診断士の現地研修の場として、工場を広く開放しています。実際の製造現場を視察してもらうことで、地元の産業や技術への理解を深め、未来の専門性を磨く場としての教育的役割も担っています。

5. まとめ

私たち「卒塔婆屋さん」は、単に卒塔婆というモノを作るだけの会社ではありません。日本の大切な伝統文化である宗教儀礼を守るインフルエンサーであり、寺社仏閣の皆様が抱える経営課題に寄り添う一番の伴走者でありたいと考えています。

伝統的な手法を頑なに守る「魂を込めたモノづくり」と、IT技術や経営サポートという「時代の変化に合わせた柔軟性」、そして私たちが育った「日の出町への深い感謝と恩返し」。これらを軸に、私たちはこれからも皆様とともに、次の世代へ大切な文化を繋いでまいります。

この記事を書いた人

DAISUKE YAJI 

谷治大典

代表取締役

プロフィール

1999年3月  筑波大学第一学群自然学類数学科卒業
1999年4月  株式会社セブン&アイHD入社
2011年10月 株式会社セブン&アイHD退社
2011年11月 有限会社谷治新太郎商店入社
2012年12月 有限会社谷治新太郎商店代表取締役就任
2019年    カラーミーショップ大賞2019にて地域賞(東京都)
2020年    カラーミーショップ大賞2020にて優秀賞
2023年   ネットショップグランプリにて特別賞授賞
2024年   次世代コマース大賞にて大賞授賞
義父・義母・妻・長男・長女・次女・猫3匹の大所帯
趣味はゴルフ、月1回はラウンドしています。
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