
お彼岸やお盆、年末年始などにお墓参りに行ったとき、「あれ、花立てがボロボロになってる…」「割れて水が漏れている」と気づいた経験はないでしょうか。
昔ながらのプラスチック製の花立ては、毎日の紫外線や雨風で劣化して割れやすく、古い金属製のものもサビて穴が開いてしまうことがあります。見た目が寂しくなるだけでなく、お水が漏れてお花がすぐに枯れてしまう原因にもなります。
「でも、新しくするなら石材店に頼まないといけないし、高いんでしょ?」
そう思って、傷んだ花立てをそのまま放置してしまう方はとても多いのです。しかし実は、お墓の花立ては道具も力も使わずに、自分で簡単に新品へ交換できることをご存じでしょうか。
今回は、お墓の花立てをDIYで交換する方法と、お墓用として圧倒的におすすめな「ステンレス製花立て」の魅力、そして失敗しないサイズ選びのコツをわかりやすくお伝えします。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
- 石材店に依頼した場合と、自分でDIY交換した場合の「費用相場の違い」
- 工具不要・わずか5分で完了する「花立て交換の具体的な5ステップ」
- 失敗しないための「石の穴の正しいサイズ計測方法と注意点」
- なぜお墓の花立てには「ステンレス製」が最強におすすめなのか、その理由
お墓の花立ては、見た目の美しさだけでなく、お花を長持ちさせるためにも重要なパーツです。この記事を読めば、専門知識がなくても、費用を最小限に抑えてピカピカのステンレス製花立てに交換する方法がすべて分かります。
1. 石材店に頼むといくらかかる?費用相場とDIYの比較
まず気になるのが費用の違いですよね。石材店に依頼する場合と、自分で行う場合ではコストにこれだけの差が出ます。
- 石材店に依頼する場合(相場:17,600円〜33,000円程度) 石に開いている穴の拡張工事や、新しいステンレス製花筒の取り付け・固定加工を含め、一般的に1対(2本)あたり上記の費用がかかります。また、水が溜まらないようにする「水抜き穴加工」を新規で追加する場合も、同程度の費用が加算されることがあります(※お墓の状態や地域により変動するため、事前の見積もりが必要です)。
- 自分でネット通販で購入して交換する場合(相場:数千円程度) すでに石に穴が開いているタイプ(落とし込み式)であれば、ネット通販で交換用のステンレス製花立てを自分で購入するだけで済みます。価格は1本あたり1,000円台〜3,000円台と、大幅にコストを抑えることが可能です。
決して安くはないプロへの依頼費用ですが、もし現在の穴の形をそのまま活かせるなら、自分で行うのが圧倒的にお得です。「とはいえ、自分で本当にできるの?」という不安を解消するために、具体的な手順を解説します。
2. 初心者でも安心!工具不要な花立て交換の5ステップ
STEP1:今の花立ての「取り付けタイプ」を確認する
お墓の花立てには、大きく分けて2つのタイプがあります。
- 落とし込み式: 石に開けられた穴に、筒をストンと上から差し込むタイプ。
- ネジ式: 石側に固定された台座に、ネジのように回して固定するタイプ。
現在のお墓の主流は、圧倒的に「落とし込み式」です。このタイプであれば、古い花立てを引き抜いて新しいものを入れるだけなので、工具は一切不要です。
STEP2:石の穴のサイズを正確に測る
ここがDIYで最も重要なポイントです。メジャーや定規を持参して、石に開いている穴の内径(直径)と深さをミリ単位で計測してください。
- 落とし込み式でよくある内径サイズ: 44mm、48mm、53mm、55mmなど
- よくある深さ: 60mm〜130mm程度とお墓によってさまざまです。
商品を選ぶ際は、必ず以下の2点をチェックしてください。
- 筒の外径 ≒ 穴の内径になっているか(ぴったりすぎると入らないため、穴より1〜2mm小さい外径の筒を選びます)
- 筒の長さ ≦ 穴の深さに収まるか(筒が長すぎると、石から浮いてしまいます)
STEP3:ネットでぴったりのサイズを注文する
サイズがわかったら、通販サイトでステンレス製花立てを注文しましょう。商品ページには必ず「筒の外径」「長さ」「ツバ(上部の皿のように広がっている部分)の直径」が記載されていますので、実測値と照らし合わせます。 上部に皿のような広がりがある「ツバ付きタイプ」を選べば、穴の中にストンと落ち込んでしまう心配がなく、見た目も豪華で安定感が出るためおすすめです。
STEP4:古い花立てを取り外す
落とし込み式なら、上に引き抜くだけで外れます。長年のサビや汚れで固着している場合は、左右に軽くゆすりながら引き上げると外れやすくなります。花立てが抜けたら、石の穴の中に溜まっている砂やゴミ、泥などをブラシ等できれいに取り除いておきましょう。
STEP5:新しい花立てをセットする
掃除が終わった穴に、新しいステンレス製花立てをそっと差し込めば完了です。所要時間はわずか5分程度。力も技術も必要ありません。
3. なぜお墓の花立てには「ステンレス製」が最強なの?
せっかく新しく交換するなら、できるだけ長持ちする素材を選びたいですよね。お墓の環境において、ステンレス製が最も優れている理由は以下の3つです。
- サビに極めて強い: 雨ざらしの屋外に年中置かれるお墓でも腐食しにくく、美しい輝きが長期間続きます。
- 紫外線で劣化しない: プラスチック製のように、太陽光を浴びて色あせたり、パリパリに割れたりすることがありません。
- 圧倒的なコストパフォーマンス: 一般的に10年以上は問題なく使えるといわれており、買い替えの頻度と手間を劇的に減らすことができます。
また、最近では「落とし込みの筒部分はステンレス製、石と接するツバ裏部分が樹脂製」というハイブリッドな商品も登場しています。これらは金属が擦れて大切な墓石を傷つけるリスクを減らしてくれるため、お墓をより大切に守りたい方に人気です。
4. サイズ選びで失敗しないための4つの注意点
- 「だいたいこのくらい」という勘に頼らない: 1mmのズレで穴に入らないケースがあります。必ず現地で実測してください。
- 「深さ(長さ)」の確認を忘れない: 穴の深さよりも長い花筒を買ってしまうと、底がつかえてツバが浮いてしまい、見た目が格悪くなってしまいます。
- 取り付け方式(ネジ式か落とし込み式か)を間違えない: 購入前に必ず今お使いの花立ての底や、台座の有無を確認してください。
- 不安なときはショップに問い合わせる: 穴のサイズを測ったメモや、現在のお墓の花立て周辺の写真を送ることで、最適なサイズを提案してくれる親親切なショップを選ぶと安心です。
5. まとめ:次のお墓参りをピカピカの花立てで気持ちよく迎えよう!
石材店に依頼すると1対あたり17,600円〜33,000円ほどかかるお墓の花立て交換。しかし、ネット通販を上手に活用して自分で交換すれば、費用は数千円程度に抑えられ、時間もたったの5分で完了します。
手順をおさらいすると、以下の5ステップです。
- タイプ確認(落とし込み式かどうか)
- サイズ計測(穴の直径と深さをミリ単位で)
- ネット注文(穴より少し小さめの外径を選ぶ)
- 古い花立ての取り外し&穴のお掃除
- 新しい花立ての差し込み
新しくピカピカになったステンレスの花立てに、色鮮やかなお花を飾れば、お墓全体の印象がガラリと明るく見違えます。綺麗になったお墓を見て、ご先祖様もきっと笑顔になってくれるはずです。
次のお墓参りをより気持ちの良い時間にするために、まずは次のお休みに、メジャーを持って定規でサイズを測りに行ってみませんか?
6. お墓の花立て・花筒に関するよくある質問(FAQ)
Q. 本当に工具や特別な技術がなくても自分で交換できますか?
A. はい、「落とし込み式」であれば、古いものを引き抜いて新しいものを差し込むだけですので工具は一切不要です。 重いものを持ち上げるような力もいりませんので、女性やシニアの方、お一人でのお墓参りの際でも、わずか5分程度で簡単にその場で交換していただけます。
Q. 石の穴のサイズを測ったら、ネットで売っているサイズと微妙に違います。どちらを選べばいいですか?
A. 花立ての「筒の外径」が、石の穴の「内径」よりも【1〜2mm程度小さいもの】をお選びください。 例えば、石の穴の直径が50mmだった場合、外径48mm前後の花筒がベストです。ぴったり50mmのものを選んでしまうと、石の微細な凹凸で入らなかったり、一度入れたら二度と抜けなくなったりする恐れがあります。
Q. 自宅のお墓が「ネジ式」の花立てだった場合も、自分で交換できますか?
A. ネジの規格(口径やネジの進むピッチ)が合うものを選べば、ご自身での交換は可能です。 ただし、ネジ式は長年の雨水でネジ部分が完全にサビつき、固着して回らなくなっているケースが多々あります。取り外しに強い工具や力が必要になり、無理をすると石を痛める原因にもなりますので、難しいと感じたら無理をせず石材店様へ相談することをおすすめします。
Q. 通販サイトで販売されている花立ては、1本単位ですか?それとも2本セットですか?
A. ショップや商品によって異なりますので、必ず注文前に数量をご確認ください。 お墓の花立ては基本的に左右「1対(2本)」で使用しますが、商品ページによっては「1本単位のバラ売り」と「2本セット(1対)」の双方が存在します。届いてから「片方しか入っていなかった!」というトラブルを防ぐため、購入ボタンを押す前にセット内容をよくご確認ください。
Q. ステンレス製なら、一生サビたり劣化したりしませんか?
A. ステンレスは非常に耐久性の高い金属ですが、環境によっては「もらいサビ」が発生することがあります。 特に、海沿いの塩害地域や、鉄分を多く含んだ井戸水でお墓掃除をしている場合、またお線香の灰(鉄分を含む)がツバ部分に落ちて放置された場合などにサビが出ることがあります。お墓参りの際に、定期的にお水で丸洗いしてタオルのような柔らかい布で汚れを拭き取っていただくだけで、10年、20年と美しい状態をキープできます。
7.「卒塔婆屋さん」の花立て

この記事を書いた人
DAISUKE YAJI
谷治大典
代表取締役
プロフィール
1999年3月 筑波大学第一学群自然学類数学科卒業
1999年4月 株式会社セブン&アイHD入社
2011年10月 株式会社セブン&アイHD退社
2011年11月 有限会社谷治新太郎商店入社
2012年12月 有限会社谷治新太郎商店代表取締役就任
2019年 カラーミーショップ大賞2019にて地域賞(東京都)
2020年 カラーミーショップ大賞2020にて優秀賞
2023年 ネットショップグランプリにて特別賞授賞
2024年 次世代コマース大賞にて大賞授賞
義父・義母・妻・長男・長女・次女・猫3匹の大所帯
趣味はゴルフ、月1回はラウンドしています。
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