【改葬をめぐる寺院実務】証明書・離檀・墓所返還を混同しない

『墓じまいをしたいので、改葬許可証をください』。相談者の言葉には、行政手続き、寺院との関係整理、墓石撤去、遺骨の移動、費用の不安が一緒に入っています。しかし、寺院が作成するのは一般に埋蔵・収蔵の事実を証する書面であり、改葬を許可するのは市町村長です。また、改葬の手続きと離檀、墓所

【引き取り手のない死】寺院が地域の弔いを支えるための準備

身元が分からない、親族が見つからない、見つかっても引き取りを望まない。こうした死に、自治体、葬祭事業者、寺院が向き合う場面が増えています。厚生労働省の調査では、令和5年度に引き取り手がなく自治体が対応した遺体は推定約4万2,000人とされました。数字の背後には、それぞれの人生と、