カラミーショップ2020授賞内定

おはようございます「卒塔婆屋さん」代表の谷治です。本日はやっと発表できます!昨年に引き続き今年もカラーミーショップ大賞の授賞が内定しました。実は先週内定のご連絡をいただいのですが、今日まで発表はシークレットだったので、早く伝えたくてうずうずしていました。

カラーミーショップ大賞とは、カラーミーショップというネット通販のシステムを提供しているGMOグループのサービスを使用しいている全国4万店を超えるネットショップの中から、デザイン、売上、その道のプロによる総合審査を経て、40店舗程度が選出され、表彰を受けます。

昨年は、東京都を代表するネットショップということで、地域賞をいただきました。このときは、まさか授賞できるとは夢にも思ってもいなかったので、まったく意識もしていなく、授賞が決まっても余り現実感がなかったと記憶しています。今年は、昨年授賞していたので意識しまくっていました。今年も更に深化したから行けるだろうという思いと、周りのショップもすごい勢いで成長しているので、駄目かもという複雑な思いで、はらはらしていました。授賞内定の連絡をいただき安堵しました。

カラーミーショップ大賞の良いところは、売上規模だけでなく、真面目にコツコツと運営しているショップが授賞しているという点です。売上規模でいうとアパレルブランドや日用品などを展開する知名度のあるショップには到底叶いません。一般投票もあるのですが、こちらの投票数も有名ショップの足元にも及びません。昨年の授賞したショップもどこもSNSやブログなどでコツコツと運営して、着実に成長しているショップでした。特に昨年大賞(頂点)を獲った、書道関連のショップである書游さんは、サイトデザインや情報発信、独自イベント開催など非の打ち所が無いくらい素晴らしく、私も常にベンチマークしている憧れのショップでした。授賞式の際に同じテーブルだった縁もあり、手書き卒塔婆というサービスで現在コラボさせていただいております。授賞者同士が繋がれる点も非常に良い点です。同じ志を持った仲間、同士ですね。

私も、何度もブログやSNSで書いていますが、ネットショップは始めれば売れるという世界では今はありません。実店舗と同じで、熾烈な競争があります。始めたばかりはびっくりするくらい売れません。良く言われるのが、ネットショップを構築したばかりは、何もない砂漠に店を構えるようなものという表現があります。本当にそのとおりです。はじめは検索しても出てくるのは下位の方で、おそらく誰も見ない様なところです。運良く店にお客様が来てくれても、信用も実績もないので、何も購入しないで帰ってしまう。最初の数カ月は売上ゼロが当たり前の世界です。良くネットショップのカートシステム提供サービスのホームページで、ネットショップ開設初月からどんどん注文が入りましたとかありますが、あれはホント特殊な例です。リアルな世界でもともと評価が高い商品や、唯一無二の商品を扱っているショップであればその様なことも稀にあるという話です。

最初は勢いよくスタートしても、あまりにも売れず心が途中で折れてしまい、運営を止めてしまうショップも多いです。開店当初は店長ブログを毎日更新していたのに、いつの間にか5年以上更新がなく、新着情報も数年前でストップ、存在はしているけど実質開店休業状態のネットショップの屍がネット上には沢山あります。

何をやっても売れない、ショップの運営費だけ毎月払い続ける、そんな冬の時代を耐え抜き、諦めずに毎日コツコツと努力を積み重ねたショップのみ生き残ることが出来ます。また、将来に向けて投資をしていくことも重要で、ネットショップは初期状態であっても販売は出来ます。しかし、売れるようにするためには様々な機能を追加していく必要があります。初期状態ではどうしても安っぽいサイトで信用を得ることが難しい、デザインのテンプレートも無料のものは、必要最低限のレベルで、有料のものはデザイン性や機能も充実しています。プラグインと呼ばれる後付の機能も沢山あり、これらを導入することで、サイトもレベルが上がり、お客様にとっても買いやすいサイトになって来ます。ただ、これらの機能は優れていれば優れているほど高額で、ほとんどが月額課金制を採用していて、毎月経費を圧迫します。更に、グーグル広告やヤフー広告を打ち出すと検索ワードにもよりますが、月何十万何百万とかかります。まだ時期尚早、もっと売上が上がったら導入しようと普通は考えますが、そもそも売り上げを向上させるために必要なので、ニワトリが先か卵が先か理論で、非常に悩ましいところであります。「卒塔婆屋さん」は売上が低い段階から新機能はどんどん採用しました。下手すると売上より運営費の方が高い月もありました。赤字とか言うレベルでは無いです。粗利が経費より低いのではなく売上が経費より低いのですから(笑)

それでも、いつか報われると信じて、ギリギリでしばらく運営していました。長い冬の時代を耐えました。ある時期から、注文が増え始め、その後どんどん注文が入るようになり、運営に関わる経費はクリア出来る様になりました。世の中の不思議な仕組みとして、爆発点や特異点という考え方があります。徐々に成長するのではなく、ある日を堺に急激な成長が始まる点です。弊社もこれに当てはまります。売れ始めると雪だるま式に受注量が増えました。たまたま運が良かったとい見方もあります。しかし、運も何もせず寝て待っていたら転がり込んでくるほど甘くはありません。冬の時代にいつ訪れるか分からない春に備え、コツコツと準備出来るかが明暗を分けると思います。ほとんどの運営者は冬の時代を耐えられないので、逆にチャンスだと思うのですが。

現在は、ある程度安定してきましたが、まだまだ油断すれば、吹き飛ばされてしまうレベルです。この授賞をきっかけにさらなる高みを目指して日々コツコツと改善を積み重ねて行きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA