SDGsの取り組みの背景

SDGs

こんにちは「卒塔婆屋さん」代表の谷治です。台風が接近してきておりどうなることかと思いましたが、当初予測よりもだいぶ東に逸れるようで、上陸はなさそうです。しかし、雨量が多いので、昨年の経験上心配です。

さて、今日は弊社が取り組んでいるSDGsの背景についてお話したいと思います。

SDGsとその取組内容に関しましては、通販サイトの記事にて詳しく書いていますので、こちらでは省略し、なぜ取り組みを始めたのか、背景部分や裏の部分について話をします。

「卒塔婆屋さん」のSDGsの取り組みはこちら

先ず、私の考え方はSDGsは経営と結びつけていかないと続かないというものがあります。どういうことかというと、崇高な精神や気持ちだけではなく、会社として利益に繋がらなければならないと思っております。こういう事を言うと必ずSDGsを金儲けの道具にしていると批判されることもあります。特に日本では金儲け=悪みたいな捉え方をされる傾向にあります。もちろん、公序良俗に反しての金儲けは言語道断ですが、決められたルールの中での金儲けに関しては、企業活動をする上で必要となります。会社が利益を出せなければ、活動自体が無意味なものであり、会社の活動によって社会に貢献することも出来なくなります。利益を出し、社員の収入を安定させ、投資によって更に会社を発展させるのは経営者としての責務であると思います。

私は、自分自身の収入は最低限あれば良いと考えています。会社で得た利益は出来るだけ従業員や設備投資に回すことで、従業員のモチベーションも上がり品質も上がり、お客様にも喜んで貰え、その方が経営者として充実感があるからです。

利益度返しでボランティアとして活動している企業などが美談としてマスコミに取り上げられますが、取り上げられた時点で、その企業の戦術は成功したと言えるでしょう。確かに、その時点では利益は赤字になりますが、長い目で見れば、宣伝効果により採算が取れるように計画して行っているはずです。

経営者が自らの私財を投じてボランティアを行うのであれば構いませんが、会社の資金をそこに投入して、会社の経営状況が悪化するのであれば、従業員はたまったものではありません。その分のお金を俺たちに還元しろとなります。

名だたる大企業のトップはこういったことは絶対に言えないと思います。叩かれますからね。しかし、大企業であってもSDGsの取り組みを通じて、企業価値を向上させ、信頼を増し、売上、利益を伸ばし、会社を発展していくというシナリオは持っているはずです。まあ、大企業ともなると、今更SDGsなんて関係ないよとは言えないほど浸透して来ていますので、やらないわけには行かないですね。

誤解されては困るのは、決してSDGsへの取り組みを金儲けのためにやっているのでは無いということです。話がややこしいのですが、SDGsの取り組みは必要不可欠で、弊社も木材を使用しており、森林資源を同時に守って行かなくてはなりません。森林資源を守るための取り組みをしなくてはならないという崇高な精神や気持ちがあります。スタートはそこです。この取り組みを行うには、コストが掛かります。長い目で見たときに、SDGsへの取り組みで企業価値が上がり、売上、利益が上がれば、コストも回収でき、更に次のステージに行けるという考え方です。

次に、SDGsへの取り組みの問題点について私が感じたことは、弊社にも来る大手企業の営業と話をするとSDGsという言葉を知らない人が多いです。その企業のホームページにはSDGsの取り組みについて大きく書かれているのですが、弊社も同じで従業員に浸透しているかといえば、出来ていません。取り組みは作業として行ってはいますが、意味合いまでは理解していないと思います。これは単純に私がもっと話をして行かなくてはならないということです。弊社のような零細企業では、従業員全員に直接話しをしていけば済みますが、大手企業では末端の従業員まで浸透させるのは難しいと思います。

また、SDGsへの取り組みを行った結果どうなったかの検証が弊社では出来ていません。正確には効果が出るまでに至っていません。例えば、今年から地元多摩産材を使った杉塔婆の製造販売を始めました。しかし、まだまだ売上に占める割合はごく僅かであり、伐採から製造に至るまでの輸送距離短縮によるCO2排出量削減効果はほぼ無いと思われます。その他にも、消費電力を削減やペーパレスといった取り組みも、実際にどの様にして効果を測定すれば良いのか思案しているところです。専属の部署を作る余裕も無いので、今後の大きな課題でもあり、実際に弊社のサイトを読んだ学生からも効果検証を是非して下さいと要望がありました。

SDGsに関する記事がニュースアプリなどの媒体に掲載されると、コメント欄には辛辣な発言が並ぶことが多いです。その中で、結局は金儲けの道具でしょとか、綺麗ごとだとか、利権が絡んでいるなどがあります。否定が出来ません。本当は、SDGsなんて言葉を使わなくても、当たり前のこととして取り組めるようになるのが理想だと思います。

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