ECサイトスタート時にチェックしておくべきこと4選

こんにちは「卒塔婆屋さん」代表の谷治です。

私は知識ゼロ、経験ゼロからECサイトを2013年に立ち上げました。

立ち上げにあたって、私も今となってはありえない勘違いをたくさんしていました。

私の場合、前向きではなく、方法がECしかなかったというところからスタートしたので、まだ良かったのですが、やる気がある、ECを成功させるという想いが強ければ強いほど勘違いで、方向性を間違ってしまうことがよくあります。

「せっかくEC立ち上げるんだったら、どこにもない唯一無二のサイトにしよう」

「開発はプロ(ベンダー)に任せよう」

「とにかく商品数を増やそう」

とても情熱的で、一見するとまともです。

この考えは、ある程度のステージまで行けば有効です。

しかし、スタートの段階で、この考えのもと準備をすすめると、間違った方向に進んでしまい、結果が出ずに、せっかくの情熱も冷めてしまいます。

では一体どこに間違いがあり、どうすれば良いのかを解説します。

ECサイトスタート時にチェックすべきこと4選

1.何を売っているお店かパッとみて分かること

「そんなの当たり前だろ!」と思われるでしょう。

しかし、様々なECサイトを見ていくと、たまにデザインはすごく尖っていてカッコいいけど、結局何売っているの?ってサイトは少なくありません。

最近はTVCMもイメージ重視で、何のCMか分からないものが多い印象です。

おそらくは、あえて分かりにくくし、ネットで検索してもらうのが意図だと思います。

CMは15秒という短い時間なので、これはこれでありかもしれませんが、ECサイトではNGです。

特に、自然検索から流入してきた人は、直帰してしまう可能性が高いです。

検索結果に出てくる”タイトル”とその下に表示される”リード文”と実際のサイトの内容がファーストビューで一致する必要があります。

皆様もなにか調べようと検索をして、タイトルとリード文からこのサイトは探している情報がありそうだと思ってリンクをクリックしてサイトが表示されたらあまりにもかけ離れていて、直ぐに戻ってしまった経験ってありますよね。

リスティング広告やSNS、ブログ経由の人は何を売っているのか予備知識があるので、サイト内を探してくれる可能性はありますが。

しかし、自然検索経由のお客様は大切です。

将来的な成長を考えると、いかに自然検索のお客様を増やしていけるかが鍵となるからです。

2.サイトは見た目より快適かどうかに注力すべし

尖った唯一無二のデザインではなく、機能美を追求したデザインを目指します。

機能はデザインより優先する。

このことを頭において読みすすめてください。

最近はPCよりスマートフォン経由での購入が7割近くを占めています。

もちろん商材などによって多少割合は変わりますが、スマートフォンからの購入は今後ますます増えてくることは間違いありません。

一方、スマートフォンを使っての買い物は、電車での移動時間や就寝前のちょっとした時間で済ませる傾向もあります。

コンテンツマーケティングといわれる、いわゆる「よみもの」をたくさん用意し、最後に商品へのリンクを貼って誘導するという手法が流行っています。

ブログアフェリエイトをECサイトに埋め込んだ感じです。これも、もちろん施策としては有効で、「卒塔婆屋さん」でも重要な施策の一つです。

しかし、予め買う商品が決まっているお客様=目的買いのお客様リピーターのお客様に毎回、記事を挟んでしか購入できない状態は、負荷を強いることになり、離脱の原因になります。

特にリピーターには購入履歴から同じ商品を直ぐに購入できるようにしておいた方が賢明です。

「卒塔婆屋さん」では、ヒートマップを使ってサイトを分析したところ、サイト最上部にあまり目立たないテキストだけの「購入履歴」が他のバナーやスライドショーよりも注目され、クリック数も多かったことから、購入履歴から再度購入するお客様が多い、その一方で、目立たないので機会損失も多いのではとの仮説をたて、サイドのカテゴリー一覧の上に「履歴・再注文」ボタンを大きく色もつけて、パッと見で目につくようにしたところ、クリック数も3倍になりました。

最近は、コンテンツの前に商品ページへのショートカットリンクを設置しているサイトも多いです。

コンテンツ経由と通常の購入ルート(カテゴリー→サブカテゴリー→商品詳細→カート)は導線を上手く設計しておく必要があります。

商品一覧にカートボタンを設置し、商品詳細ページを経由せずにより短い導線で購入できるサイトもあります。

カートページ(購入ページ)もAmazonPayなどお客様情報の入力を割愛できたり、FaceBookやGoogleに予め登録されている住所などの情報をそのまま使えるID連携、情報入力をアシストするEFOツール(Entry Form Optimization)=入力フォーム最適化なども購入する際の手間を省き、カートページでの離脱を防ぐのに有効です。

また、スマートフォンはまだまだPCに比べ通信速度も遅く、画像の読み込みにも時間がかかります。

デザイン性の高いサイトは、読み込みも時間がかかります。

そうなると、読み込んでいる間に、せっかく来店されたお客様の離脱原因になります。

画像はできる限り容量を圧縮し、サイト表示速度を向上させておく必要があります。

まずはサイトの大動脈であるファーストビューから購入までの導線を設計し、その大動脈から分岐する形でコンテンツやショップ情報を配置して、必要な場面で必要な情報へ簡単にアクセスできるように設計するべきで、いきなりデザインから入らないでサイト設計に時間を割きましょう。

機能性はデザインに勝ります。

サイト設計が固まったら、お客様の快適性を追加していきます。

サイトは直ぐに表示されるか、入力フォームはシンプルかつ簡単にできるかを考えます。

ID連携やEFOツール、AmazonPayのようなID決済導入も前向きに検討してください。

3.ベンダーに丸投げではなくパートナーシップを組む

もちろん経験豊富なベンダーにサイトデザインから設計まで任せることは、自分で作るより精度も高く、時間も短縮できます。

しかし、ショップの目指す未来像や思想などはショップ運営に携わる人間にしか分かりません。

「とにかく売れるサイト作って」

「〇〇みたいなサイトにして」

このように、ベンダーに丸投げするのではなく、3C分析やSWOT分析などのフレームを使って自社の分析をした上で、方向性を決定し、その上でベンダーと一緒に作っていくという姿勢が大切です。

ECサイトの目的は商品の販売ですが、さらにその商品を使ってお客様はどんな体験ができるのか、どんな価値が提供できるのか、自社の強みはなにか、競合との差別化は、などなどどんどん深堀りしていきます。

この深堀りや、思考の整理整頓に有効なツールはマインドマップだと思います。

おそらく、実績のあるベンダーであれば、作業に入る前に相当細かいヒアリングをされます。

何も聞かないベンダーは怪しいと思った方が良いです。

経験豊富なベンダーを使い倒す位の気概を持って、丸投げではなく、パートナーとして役立てましょう。

4.品揃えは増やし過ぎない

これも、よくある勘違いで、品揃えを増やせば売上があがるという勘違いです。

ECサイトでもニッパチの法則があって、2割の商品で8割の売上を稼ぐ、という法則です。

闇雲に品揃えを増やさず、スタート時は、少ない品揃えで勝負した方が良いです。

先ずは、少ない品揃えの商品をブラッシュアップして、売上の核になるように育てます。

商品写真や商品説明も徹底的にこだわります。

まずもって、いきなり大量の商品をサイトに載せようとすると、写真撮影、写真加工、説明文入力に膨大な時間が取られてしまいます。

写真や商品説明はまず少ない商品でローンチしてみてABテストを繰り返し、CV率・PV数などを検証しPDCAをとにかく回して勝ちパターンを見つける。

これにより、店独自のテンプレートを作成すると良いです。

商品写真や商品説明はパターン化する必要があります。

商品ごとに写真の撮り方や解像度、サイズがバラバラ、説明文の書き方が違うのはお客様にとっては凄くストレスに感じます。

写真のサイズは縦○ピクセル、横○ピクセル、解像度は〇〇、写真の背景は、説明文は箇条書きで何文字以上何文字以内など店独自のガイドラインを勝ちパターンから早急に決めておけば、複数のスタッフで商品登録する際も、サイトの統一感は保たれます。

デザインにおいての反復性とも言われ、大原則の一つです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私も様々なEC関連のセミナーや本を読んでいますが、今回のチェックすべきこと4選は共通して言われています。

いわばECサイトを成功させる定石です。

「定石通りに作ったら店の特色や色を出せないんじゃないか、どこにでもある普通のサイトになってしまう。」

という考えもよくわかります。

私も、ショップの特色を全面に出したい、かっこいいデザインにしたいという欲求と格闘してきました。

しかし、この4つのことを実践したからと言って、特色を出せないことはありません。

まずは、普通のサイト=お客様にとっては安心して簡単に買い物できるを目指すべきです。

最後に今日のおさらいです。

何を売っているお店かパッと見でわかること

サイトは見た目より快適かどうかに注力すべし

ベンダーに丸投げではなくパートナーシップを組む

品揃えは増やし過ぎない

最後までお読みいただきありがとうございました。

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